Book書籍紹介

テレビ東京放映「カンブリア宮殿」に
レオン自動機が取り上げられた際、作家村上龍氏から投げかけられた言葉。

「林虎彦さんの生涯と偉業を綴った小説はないんですか?」

この言葉をきっかけに動き出した書籍計画。
多くの賛同者の協力を経て三年。
書籍「すっぴん」は完成しました。

林虎彦の妻、和子の視点で綴られた虎彦との人生物語。

人を想う優しさと強さに溢れた本書が広く多くの方のもとに届き、
それぞれの夢への後押しとなることを願います。

林虎彦にまつわる書籍のご紹介

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すっぴん

虎彦を支えるため
生涯心も体もすっぴんであることを選んだ
女性のものがたり。

妻・和子が語る、偉人・林虎彦の人生
偉人を支えた女房の意地と愛とは。

定価:1,800円(税抜)

林虎彦に近しい方々への取材やインタビューに基づいたドキュメンタリー小説

妻・和子の目線と感覚、言葉、
図らずも波乱万丈となった人生の軌跡を通じて
栃木県の名士「林虎彦」の偉業を紡ぐ物語。

著者:林和子
昭和12年石川県金沢市生まれ。昭和28年、林虎彦と婚姻。その後栃木県日光市鬼怒川にて困難の時代を過ごした後、現在の住居がある栃木県宇都宮市に転居。和菓子製造の機械化を10年以上の歳月をかけ実現した夫・虎彦が創業したレオン自動機株式会社を、妻の立場から支え続けた。

Story

プロローグ

車窓の風

第1章

幸せの象徴

  • 仕様のない子
  • 頭脳明晰な変わり者
  • 幸せの象徴
  • 「半流体」
  • 倒産

第2章

すっぴん

  • 鬼怒川のほとり
  • すっぴん
  • 奇人か、それとも変人か
  • 深夜の電話

第3章

救世主

  • 夢にまで見た「包餡あん機」
  • 救世主
  • 真珠の指輪

第4章

虎の涙

  • 畑の中の社屋
  • 第一号機の約束
  • 月産3台に受注270台
  • 菓子屋なら分かる
  • 職人の手の一つ
  • 日本3大饅頭の機械導入
  • 虎の涙

第5章

託された夢

  • 世界に必要とされる企業
  • クロワッサンにくるんだ思い
  • 別れのあとの藍
  • 託された夢

Column

コラムvol. 5 和菓子屋に、和菓子職人に「包あん機」を認めてもらうために虎彦がとった奇策とは?
コラムvol. 5 和菓子屋に、和菓子職人に「包あん機」を認めてもらうために虎彦がとった奇策とは? 饅頭を機械でつくる「包あん機」。今でこそ全国各地で活躍していますが、実は、その存在を和菓子屋や和菓子職人に認めてもらうことは容易ではありませんでした。   「菓子は手仕事の産物である」- 手仕事でこそ本当においしい饅頭…続きを読む
コラムvol. 4 1枚の大事な紙きれ。 破天荒な夫のお茶目な一面
コラムvol. 4 1枚の大事な紙きれ。 破天荒な夫のお茶目な一面 林虎彦というと眼力が強い、型破り、破天荒、唯我独尊、奇才といったイメージが先行するかもしれません。でも実は、思わずクスッと笑ってしまうようなお茶目なところもありました。     パンツ一丁で、おもちゃの拳銃 &n…続きを読む
コラムvol.3 奇人・変人と呼ばれた虎彦だからこそ。 女房を喜ばせた夫の豪傑さ。
コラムvol.3 奇人・変人と呼ばれた虎彦だからこそ。 女房を喜ばせた夫の豪傑さ。 世界初の包あん機の生みの親、林虎彦には予測不能な豪傑さがありました。仕事でもプライベートでも。世間の常識をものともせず、次にどんな手を繰り出してくるのか分からない、といったことが多々あったそうです。   たとえば、成功…続きを読む
コラムvol.2 生涯、すっぴんで過ごした和子の深い愛情と意地とプライドと。
コラムvol.2 生涯、すっぴんで過ごした和子の深い愛情と意地とプライドと。 女性にとって化粧とはどんな意味をもっているのでしょう。自分を綺麗に見せるための手段?個性を表現するためのテクニック?それともコンプレックスを隠して自分の身や心を守るための防衛策でしょうか。   辞書を紐解いてみると『化…続きを読む
コラムvol.1 「饅頭」に人生を翻弄された夫婦の物語/妻・和子から見た虎彦の素顔と、自らの人生への思い
コラムvol.1 「饅頭」に人生を翻弄された夫婦の物語/妻・和子から見た虎彦の素顔と、自らの人生への思い 大好きな人と結婚したとして、その後の人生が思いも寄らぬ波乱へと突き進むことになったとしたら、あなたはどうしますか。破産や倒産に見舞われ、食べる物に困っては、山中に野草を採りに行くような、そんな貧乏暮らしを余儀なくされることになったとしたら……続きを読む
すっぴん定価:1,800円(税抜)

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