World海外と虎彦
林虎彦が開発した機械は
世界120以上の国と地域で活用されています※色がついている国・地域は、過去販売実績・稼働実績が確認されています。
FOOD林虎彦が開発した機械によって
手軽に食べられるようになった食べ物たち
- クロワッサン
Croissant - フランス・アメリカ
- バターを生地に練りこんで焼き上げるフランス発祥のパン。製造機のおかげで大量生産が可能になり、アメリカでも一般食として大ブームを引き起こした。
- 月 餅
Moon cake - 中華人民共和国
- 中国で伝統的に食べられる菓子の一種。月に見立てて丸く平たい形をしているが、大きさや材料・中につめる餡などは地方によって異なる。
- ナン
Nan - インド
- 平たく楕円形で独特の形をしていて、所々ぽこぽこと膨れているパンの一種。インドでは二等辺三角形、パキスタンは丸、ウイグルではドーナツ型と、国によって形が違う。
- クノーデル
Kunoderu - ドイツ
- ひき肉やコーンクリームなどの具材(餡)を味付けしたじゃがいもで包んで、衣をつけて揚げたもの。餡、じゃがいも、衣という3層構造になっている。
- スコッチエッグ
Scotch egg - イギリス
- イギリスで軽食として食べられる伝統料理。ピクニック料理の一つとして認められており、冷めた状態で食べるのが基本。うずらの卵で作った小さなものも存在する。
- カルツォーネ
Calzone - イタリア
- イタリアで主に食される、両面焼きのペストリー。ピザと同様の生地で作られ、三日月型に折りたたんで調理する。トマトとモッツァレラを合わせるのが定番。
Friends世界中の人物と親交があった林虎彦
世界との繋がりを刻む悠久の螺旋階段
創業3年目にして海外進出を果たし、それからも精力的に海外へ商品を展開し続けた虎彦。絶頂期には1~2年で地球を20回周ったと言われるほど。日本の林虎彦邸に、海外から来客がくることも増えたため、虎彦は自宅の一角に通称「カリンの塔」と呼ばれる館を増築。
世界各地から集まる要人たちを、この塔にておもてなししたと言われる。カリンの塔内部には、これまで塔に招かれた世界の友人たちとの写真が所狭しと飾られている。
世界の食文化を作った立役者たち
1996年、カリフォルニア・ラグナビーチに各地のディーラーが集まり、国際会議が行われた。ヨーロッパ各国とアメリカを担当する十二人の欧米人が集まったとされる。彼らと虎彦の繋がりは三十年前のベルリンにおける国際食品会議(イバ)から始まった。彼らこそ、「包あん機」と「MMライン」を全世界に普及させていった強者たちである。もし虎彦の発明がなく、さらに彼らとの出会いがなかったとしたら、今日の世界の食文化はわびしく、寂しいものになっていただろう。
語り継がれる、黄金のアルバム
この会議の際、お互いの友情の記念として配られたのが「黄金のアルバム」。このアルバムには、ビジネスとしての写真というより、お互いの私生活を主題とした(時にはハダカの付き合いのカットをも納めている)写真が集められていたという。このグループとの親交は、現在ではそのまま息子たちの世代に引き継がれ、彼ら若い世代が100人以上のユーザーを引き連れて日本のレオン本社を訪ねたこともあったという。虎彦は、折を見てはこの黄金のアルバムを取り出して、40代の頃のエネルギッシュな時代に記憶を馳せていた。